網膜色素変性症の症状とは?初期症状から進行後の見え方までわかりやすく解説

網膜色素変性症についての事

はじめに

網膜色素変性症(Retinitis Pigmentosa:RP)は、網膜にある視細胞が徐々に障害される遺伝性疾患です。

進行は比較的ゆっくりですが、視野や視力にさまざまな変化をもたらします。

「最近、夜道が見えにくい」
「周りの人や物によくぶつかる」
「視野が狭くなった気がする」

このような症状がきっかけで診断される方も少なくありません。

本記事では、網膜色素変性症でみられる代表的な症状について解説します。


網膜色素変性症で起こる主な症状

1.夜盲(やもう)

最も早期からみられる症状の一つです。

明るい場所では問題なく見えていても、

  • 夜道が歩きにくい
  • 映画館や薄暗い店内で見えにくい
  • 暗い場所に入った後、目が慣れるまで時間がかかる

といった症状が現れます。

「昔から夜が苦手だった」という方も少なくありません。


2.視野狭窄(しやきょうさく)

病気の進行とともに周辺視野が徐々に失われます。

その結果、

  • 横から来た人に気付きにくい
  • 電柱や障害物にぶつかる
  • 階段の踏み外しが増える
  • 人混みで歩きづらい

といった問題が生じます。

視野が筒状に残る状態は「トンネル視」と呼ばれています。


3.まぶしさ(羞明)

強い光に対して敏感になる症状です。

  • 晴天の日がつらい
  • 対向車のライトがまぶしい
  • 白い床や壁が見づらい

などの日常生活上の困りごとにつながります。

サングラスや遮光眼鏡が有効な場合があります。


4.視力低下

初期には視力が保たれることも多いですが、進行すると中心視力にも影響が及びます。

症状としては、

  • 文字が読みにくい
  • 顔が認識しづらい
  • テレビやスマートフォンが見えにくい

などがあります。


5.色覚異常

視細胞の障害によって色の見分けが難しくなる場合があります。

特に進行例では、

  • 色の違いが分かりにくい
  • 色彩が薄く感じる

といった症状がみられます。


病気が進行するとどうなる?

進行速度には個人差があります。

一般的には、

夜盲

視野狭窄

中心視力低下

という経過をたどることが多いとされています。

ただし、原因遺伝子によって症状や進行速度は大きく異なります。


日常生活への影響

網膜色素変性症では視力だけでなく視野障害が大きな問題になります。

外出

  • 夜間の歩行が難しい
  • 人混みでぶつかりやすい
  • 段差に気付きにくい

仕事

  • パソコン作業
  • 接客業
  • 運転業務

などで支障が生じる場合があります。

自動車運転

視野障害の程度によっては運転免許の基準を満たさなくなることがあります。

定期的な眼科受診が重要です。


症状がある場合は早めの受診を

現在でも根本治療は限られていますが、

  • 遺伝子診断
  • ロービジョンケア
  • 補助具の活用
  • 臨床試験への参加

など、利用できる支援は増えています。

早期診断によって将来の選択肢を広げることができます。


まとめ

網膜色素変性症の主な症状は、

  • 夜盲
  • 視野狭窄
  • まぶしさ
  • 視力低下
  • 色覚異常

です。

特に「夜道が見えにくい」「周囲によくぶつかる」といった症状は初期のサインである可能性があります。

近年は遺伝子治療や再生医療の研究も進んでおり、早期診断の重要性はますます高まっています。気になる症状がある場合は、眼科専門医へ相談しましょう。

次の記事は、症状の推移について記録していこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました