ベネチア編
ベネチア編で改めて凄さを感じたのは、Googleマップと楽天モバイルでした。
役立った点
・水上バス(ヴァポレット)の時刻がGoogle Map検索ででき、経路検索がスムーズだったこと
・レストランのレビューが役立ったこと
・楽天モバイルの電波状況が、イタリアやサントリーニ島でも全く問題なかったこと
ベネチアといえば水の都として有名です。水路が広がっており、ゴンドラや水上バスが名物です。街を歩けば石造りの建物が並び、ヨーロッパに来た実感が湧きました。映画やアニメ、漫画で見たことがあるような景色も広がっており、同じ景色に気づいた時、思わずニヤッとしてしまいました。

私たちは、2泊3日でベネチアに滞在しました。当初は日帰りの予定だったのですが、友人のすすめや妻の希望もあり、2泊することに決めました。滞在中、1日目はスコールに遭いましたが、その他の日は天気も良く、空は青く、海もそれを反射してとてもきれいでした。雨が降ったおかげで観光はスムーズに進んだのも幸いでした(スコール直後にサンマルコ寺院が予約なしで並ばずに入れました)。
ホテルについて
宿泊したホテルは「パラッツォ・ヴェネチアーノ」で、Trip.comで予約しました。
おすすめポイントは、まず朝食が非常に美味しいこと。種類も豊富で、満足感がありました。また、バーの雰囲気も素敵でした。
朝食はレビューでも「美味しい」と評判になっていましたが、私も大満足でした。妻も気に入ってくれ、最終日にはこの朝食を摂る時間がなくて非常に悲しんでいました。そこで、フロントに朝食のお弁当をお願いできないかと相談したところ、『OK!』とのことでした。喜んでいると開けてびっくり、スナック菓子とジュースのお弁当を作ってもらえました(笑)。これはこれで、うれしがっかりの良い思い出です(笑)。
ホテルは、メイン通りから少し離れているので夜は静かで落ち着いていました。海沿いにあるので、石畳の上を散歩しながら夜の雰囲気を楽しむことができました。
事前に知っていたことですが、石畳とスーツケースの相性が悪く、移動は少し大変でした。それでも、ホテル自体は水上バスのバス停からすぐ近くで便利でした。時折、道の一部が浸水していることもあり、暗い時間帯は少し注意が必要でした。
不満点としては、ホテルの入り口が少し分かりづらかったこと(でも、入り口前の中庭は可愛かったです)と、エレベーターが少し狭かったことくらいです。次回もぜひ泊まりたいと思います。
ホテル朝食


移動について
ベネチアの滞在は、初日14時に到着し、最終日は朝8時台のItaloで出発でした。滞在時間は48時間未満だったので、48時間券(35ユーロ)を購入して水上バス(ヴァポレット)を利用することにしました。
券売機は、サンタルチーア駅のすぐ前か、水上バスのバス停で購入できます。事前に『自動券売機が壊れていることがある』と聞いていたので、有人窓口で購入しましたが、10分も待たずにすぐ買えました。あとは、バス停で「ピッ」とすれば、待合室に入れるのですぐに乗れます。この打刻は忘れずに!
水上バスに初めて乗った時、昼過ぎだったためか、乗客は少なく、6割ほどの乗船率でした。船室外に荷物置き場もありましたが、空いていなかったので、近くにスーツケースを置いておきました。風が気持ちよく、水上バスでの移動は旅の始まりを感じさせる最高の体験でした。
水上バスの乗り方は、停留所でチケットを「ピッ」として、待合室で待つだけですが、経路検索には少し不安がありました。しかし、Googleマップで行き先を検索し、指定されたバス停まで行き、Googleマップで指定された水上バスの船体にある路線番号をチェックすれば問題ありません。バスの運行時間はほとんど遅れることなく、Googleマップの時間通りでした。Googleはやはりすごいと思いました。
最終日、Itaroに間に合うため、朝6時台に水上バスを利用した際、サンタルチーア駅の停留所直前で大量に人が乗ってきました。おそらく観光客ではなく、島外から仕事で来ている人たちでしょうが、降りる時に少し難儀しました。というか、降り遅れるところでした。早朝利用時は逆回りの船に乗るか、出口付近に乗った方がいいかもしれませんね。
水上バスの経路とバス停の案内


観光について
街の小道を歩くだけでも楽しく、何度も写真を撮りながら、ただ歩くだけで新鮮な気持ちになりました。観光スポットの待ち時間を考慮しなければ、半日〜1日あれば、主要な観光スポットは回れるコンパクトな街でした。
サン・マルコ寺院は長時間並ぶことが予想されていたので、予約やツアーをおすすめされていましたが、私たちは予約を忘れていたため、2日目の朝イチに行こうと1日目は諦めていました。しかし、ホテルにチェックイン後、サン・マルコ広場に行くと、まさかのスコール! そのおかげで、人が並んでいない状態でサン・マルコ寺院に到着し、中と博物館を観光できました。超ラッキーでした。サン・マルコ寺院から出ると雨も止んでおり、これも超ラッキーでした。
サン・マルコ広場の賑わいも雨のためイマイチでしたが、翌日訪れた際には、非常に賑わっていました。時計台も並びましたが、上からの景色は格別です。統一感のある屋根、街並み、入り組んだ道、海と空がとても映えていました。
そのほかは、リアルト橋は早朝がおすすめですね。私たちは2日目の9時に到着しましたが、人が少なく、橋からの有名な風景をゆっくり楽しむことができました。写真も余裕を持って撮れました。
また、ゴンドラに乗るのも早朝がベストです。予約なしでも空いているゴンドラがほとんどでした。ただ空いてても、値段交渉はできないとのこと。私たちは、逆にゴンドリエーレの方から『90ユーロで貸切できるところが、110ユーロで少し長めに乗せてあげる。今、90なら普通より短くなるよ』という提案がありました。金額が違うこと、通常料金でないならば、Noだと伝えると、最終的には、90ユーロで普通のコースを案内してもらえました。いろんな思いはありましたが、とはいえ、ゴンドラに乗って街並みを楽しむのはやはりおすすめです。
ブラーノ島も訪れました。色とりどりの家々が並ぶ風景は素晴らしく、撮影スポットがたくさんありました。ただ、小さな島なので食事どころが限られ、人気店は予約必須です。ブラーノ島へ行く際にはヴァポレットをミスすると時間が倍くらいかかるので乗り場の検索はしておいた方がいいです。私たちは、ロングな船旅を楽しみましたけどね笑。





ベネチアの観光は1日で十分ですが、2泊3日だったのでゆったり観光できました。小道でジェラートを食べたり、夜バーカロで一杯やって、帰る時に水上バスを利用したのもいい思い出になりました。
ではまた。
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