どうも。
今日は肩こりについてお話しします。
皆さんは、日本人に肩こりが多いことをご存知でしょうか?
厚生労働省の国民生活基礎調査では、女性で第一位、男性では第二位で肩こりの症状があることがわかっています。
日本人は昔から『肩こり』と付き合い、対処してきた歴史があり、『肩こり』に対して、肩叩きや肩揉みなどさまざまな対処法を持っています。
また、何よりも『肩こり』という言葉が存在し、多くの人がその症状をなんとなく理解しています。
逆に、欧米など英語圏では『肩こり』に対応する単語がなく、似たような症状はおそらく『Back pain』という背中の痛みの一部として扱われているようです。
これは驚くべきことで、日本人は痛みと、痛みではないけれど不快な状態の『こり』を区別して認識し、表現できるのです。つまり、昔から日本人に肩こりが多かったことを示唆していルのかもしれません。もしくは、逆に、肩こりを訴える人が多いのは、『肩こり』という単語があるからかもしれませんが(笑)。
肩こりについて
本態性の肩こりの原因
よくない姿勢が原因で筋肉が緊張し、その筋肉内を走る血管が圧迫されることで血流が悪くなり、血液が滞ります。それに伴い、疲労物質が蓄積され、その刺激によって筋肉の緊張が強くなり、肩こりとして症状が現れます。また、その後は、緊張がさらに強まるため、疲労物質の蓄積が続き、症状も持続する。この悪循環に精神的な影響も加わると疼痛感作といって少しのいたみ(NRS2-3/10)が、強い痛み(NRS8-9/10)に感じられることがあります。
二次性の肩こりの原因
肩こりは、別の病気の初期症状として現れることもあります。入浴しても改善しない、寝ていても痛みが続く、夜間に痛みが強くなるなどの症状がある場合は、病院での診察を受けることをおすすめします。
本態性肩こりへの対処法
筋肉が硬いこと、つまり緊張が強いことは、血流が悪くなった結果です。したがって、血流を改善することが根本的な対処法となります。ほとんどの場合、同じ姿勢で長時間作業する「不動化」が問題となるため、定期的な運動が重要となってきます。また、血流が悪くなる原因として最も多いのは『姿勢』です。特に前屈みの姿勢での事務作業や、スマホの画面を見ることが、首・肩の筋肉の緊張を引き起こす主要な原因です。
マッサージ
マッサージはリラックス効果があり、非常に有用です。ただし、優しく行うことを心がけましょう。強いマッサージは一時的に血流を増加させ、疲労物質の排出を促進しますが、その後、マッサージ自体により筋肉を痛めてしまう可能性があります。柔らかかった筋肉が、強いマッサージによる損傷で繊維化や瘢痕化が進んで硬くなり、結果的に血流が悪化してしまいます。そのため、強いマッサージに最初は満足しても、次第に強さを求めるようになり、それによりさらに肩こりが悪化することがあります。
肩・肩甲骨の運動
肩こりは、肩甲骨周りの筋肉が動かされないことが原因の一つです。『深いところの筋肉を動かすこと』や『骨についている筋肉を骨ごと動かすこと』が重要です。
こちらの動画で効果的なストレッチが紹介されています。ぜひチェックしてみてください。
YouTube「【運動のプロが伝授】肩こり解消ストレッチ」
リンク https://www.youtube.com/embed/WXWVBL92ZBo?si=G_8A5ytDlhcRwSja
猫背の改善
猫背になるとストレートネックになりやすくなるため、注意が必要です。猫背により肩が前に出て肩甲骨が開いた状態になると、頚椎の湾曲が失われ、ストレートネック状態に陥ります。その結果、首の後ろの筋肉が伸びて緊張しやすくなり、筋肉が硬くなります。
猫背矯正ベルトも効果的です。
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不動化を避ける
30分以上同じ姿勢で作業を続けることはリスクとなります。移動しやすい椅子を使ったり、座布団を使用して骨盤を少し動かすことで、自然と背骨が動き、首も動くようになります。これにより、不動化を予防できます。
以上、肩こりについて学んだことを簡単にまとめました。
動画のストレッチは非常に効果的なので、ぜひ試してみてください。私は猫背矯正ベルトで姿勢改善を試しています。
ではまた。
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