【男性必見】敗血症との関係まで解説!前立腺肥大症ってどんな病気?高齢男性は要注意。腎盂腎炎、前立腺炎との関係、リスク、敗血症性ショックのお話も。

前立腺肥大症の図 勉強したこと

どうも。
今日はちょっと真面目なテーマ、「前立腺肥大症」について勉強したことをシェアしたいと思います。

年齢とともに変化する体の一部として、知っておいて損はない内容です。特に男性の皆さん、ぜひ参考にしてみてください。


前立腺ってなに?

前立腺は男性だけにある臓器で、膀胱の下側、膀胱の出口に位置しています。精液の一部を作る働きがあり、思春期を過ぎると少しずつ肥大(大きく成長)していきます。

この「前立腺の肥大」は思春期だけではなく、加齢に伴って徐々に進行していきます。個人差はありますが、年を重ねるとともに症状として現れることがあります。それが「前立腺肥大症」です。


前立腺肥大症とは?

前立腺が大きくなると、膀胱の出口が圧迫されてしまい、尿の出が悪くなったり、排尿に関する様々な不快な症状が出てきます。

具体的にはこんな症状があります:

  • 尿が出にくい、残っている感じがする
  • 尿の勢いが弱い
  • トイレに行く回数が増える
  • 夜中に何度もトイレに起きる
  • 急に尿意を感じて我慢ができない

これらはすべて、前立腺肥大が原因で起こりやすい症状です。

前立腺肥大症の図

命に関わることも?前立腺肥大と敗血症の関係

前立腺肥大症自体はすぐに命に関わる病気ではありませんが、実は放っておくと「敗血症」という命に関わる病気に繋がることもあるんです。

その理由の一つが「残尿の増加」。
尿が出きらず膀胱に残ってしまうと、その中で細菌が繁殖しやすくなります。これが慢性的な膀胱炎を引き起こし、さらに前立腺や腎臓に感染が広がると…

  • 急性前立腺炎
  • 急性腎盂腎炎

といった感染症を引き起こし、重症化すれば敗血症になるリスクもあります。

敗血症ってなに?

敗血症とは、感染症によって全身に炎症が広がり、命に関わる状態になる病態です。
特に重症の場合、血液の中に細菌が入り込んでしまう「菌血症」になることで、全身の臓器が正常に働かなくなってしまうことがあります。さらに重症化すると、生命機能を保てなくなり、血圧低下(敗血症性ショック)や多臓器不全を引き起こします。

急性前立腺炎と急性腎盂腎炎の症状

それぞれの特徴的な症状もチェックしておきましょう。

急性前立腺炎

  • 38℃以上の高熱
  • 排尿時の強い痛み
  • 排尿回数の増加

急性腎盂腎炎

  • 38℃以上の発熱
  • 背中や腰の痛み(特に背中の肋骨の下あたりを叩くと痛い、左右差がある)

風邪のように咳や鼻水が出ないため、見逃しがちです。「風邪じゃないのに高熱が出た」なんてときは、男性は要注意です。


こんな症状があったら泌尿器科へ

前立腺肥大症は、薬(前立腺を柔らかくしたり、小さくしたり、血流を多くしたり)や手術(切除したり、蒸散したり、吊り上げたり)で治療が可能です。最近では体への負担が少ない治療法も増えてきています。

以下のような症状に心当たりがある方は、一度泌尿器科を受診してみるのがおすすめです。

  • トイレが近い(1日8回以上)
  • お酒を飲んでいないのに、夜中に1〜2回以上起きてトイレに行く
  • 尿の出が悪い、残っている感じがする
  • 急な尿意が我慢できない

まとめ

前立腺肥大症は年齢とともに起こる、誰にでも起こりうる変化です。
でも、適切に対処すれば快適に過ごすこともできます。

「ちょっと気になるな…」と思ったら、まずは病院で相談してみましょう。早めの行動が健康への第一歩です!

ではまた!

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